受験生のみなさん、保護者のみなさん、いよいよ本格的な受験シーズン到来ですね。これから入試当日までは、想像以上に時間が早く過ぎていきます。何事も準備がすべて。入試間際に焦ることのないように、勉強も体調も早くから整えていきましょう。寺小屋グループでは、受験生応援企画として、日本代表の栄養コーチとしても活躍されている「大田美香先生」協力のもと、とってもらいたい栄養素やレシピなど栄養面で受験生をサポートする情報を3回に渡ってお届けします。初回は、習慣化させることで“本番に力を発揮できる身体づくり”を目指し、受験生のコンディショニングについてお伝えします。
受験生と保護者の皆さまへ
講師:大田 美香
株式会社1212代表取締役。日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士。管理栄養士。リオ五輪他7ケ国へ日本代表選手帯同、駅伝チーム日本一へ貢献。100校以上での講演、メディア出演多数。企業・チー ム・病院等の顧問栄養アドバイ ザーとして活動中。ジュニアアスリート一男一女の母。
本番に強い人には3つの共通点あります
・「強い胃腸を持っていること」
・「環境に関係なく眠れること」
・「発散方法を持っていること」
性格ではありません。経験やトレーニングでこれらの力はグングンついていきます。日常の生活の中で培うことができる自己管理力です。学校での発表、社会人になってのプレゼンの場など日々、そしてこれから先もずっと私達は本番の中で生きていきます。自分の「本番への強さのパターン力」を今のうちから習得すれば、一生モノの宝になるでしょう。
受験生へのコンディショニング
ガッツポーズが出てしまう!「受験食生活トレ」5選
①起きたら先ず「自分でカーテンと窓を開けて深呼吸3回」
体内時計を毎日リセットします。一日は24時間ですが、私たちの体内時計は実は25時間周期なのです。狂うと集中力や睡眠など身体のパフォーマンスに大きく影響します。
②朝食前に「歯磨き」と「1杯の水」
寝ている間、口内には細菌が増えています。起床時の歯磨きで清潔になり、水を飲むことで唾液の分泌が促されます。感染症の予防になり、朝食もさらに美味しく頂けます。
③朝食は「主食+汁もの+魚」を噛んで脳活性
朝食で差がつきます。味噌汁やスープの野菜具材は大きめに。噛む回数が増えるので脳への血流が活発になり唾液も出て消化吸収力も上がります。強い胃腸になります。ちりめんじゃこ、明太子、鮭フレーク、ツナ、かつお節など忙しい朝でも簡単に魚は摂れますよ。朝の魚も体内時計をリセットします。眠たい朝も登校までにはシャキッと目覚めるはず。
④日中はトイレの回数と色で体調調整
この時期は体内の水分が不足すると粘膜の乾燥から感染症への影響も受けやすくなります。3時間に一度はトイレに行っていますか?尿の色が濃いならば水やお茶を飲みましょう。老廃物を出して自分の身体は自分で守っていきましょう。
⑤寝る1時間前のブルーライト禁止
脳と目への影響が大きいブルーライト(PC,スマホ、テレビなど)を避けることでより良い睡眠と成長期の身体の発育が維持できます。限られた睡眠時間で明日への活力をしっかりリカバリーしましょう。
簡単でしょ!この5選を習慣化するだけで、本番に強い人が持ち合わせている力「強い胃腸・睡眠・心身の健康」が自然と手に入りますよ。