受験生と保護者の皆さまへ
緊張したり、眠れなかったり、気を付けていても体調を崩すことだってあるかもしれません。でも何があっても大丈夫ですよ。そんな時こそ食や栄養の力があります。その時々の対処法を知っていれば対応することができます。応援していますね。
講師:大田 美香
株式会社1212代表取締役。日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士。管理栄養士。リオ五輪他7ケ国へ日本代表選手帯同、駅伝チーム日本一へ貢献。100校以上での講演、メディア出演多数。企業・チーム・病院等の顧問栄養アドバイザーとして活動中。ジュニアアスリート一男一女の母。
入試1週間前のおすすめレシピ
いつも通りの食生活を♪
「食べ慣れた食事や食材」+「充分な睡眠」+「運動(運を動かす)」
食事にも思わず気合いが入ってしまいそうですが、普段の延長線上に受験の当日がくるよう穏やかな食卓をイメージして下さいね。彩りや盛り付けを一工夫すると食事がリラックスの時間になって、食欲や消化を促してくれるでしょう。
豚こまとりんご酢の酢豚 1人分 350kcal
まろやかなりんご酢で疲労回復と消化を促進。揚げない酢豚です。「厚揚げ、筍、れんこん、アスパラ、パプリカ、ブロッコリー、きのこ」などもおススメです。
① 豚肉は酒としょうゆをもみ込んで一口大に丸め、片栗粉をまぶす。
② フライパンに油、にんにく・生姜を入れて火をつけ、香りがしたら①を炒める
③ 他の材料を入れてしんなりしたら、甘酢を加えてかき混ぜながら火を通す。
入試当日のおすすめ朝食
朝はパン派だったのに、体にいいのではと和食をずらりと並べると、逆にリズムが崩れてしまうかもしれませんね。短時間で食べやすいメニューを優先に、栄養のバランスは1日を通して整える程度で。
① 一品で主食とおかずが食べられるモノにする
おにぎらず、のっけ丼、サンドイッチなど。
② 消化に時間がかかるモノなどは前日の夕食から控える
油が多いモノ(揚物、ルウ、マヨネーズ)、刺激物(香辛料)、繊維が多いモノ(根菜、海藻)、生モノ(刺身)などは避けましょう。
③ 下痢や体調が悪い場合も水分やミネラルは少量頻回で摂る
常温もしくは温かいスポーツドリンクやエネルギーゼリー(少量で高エネルギータイプ)を様子をみながら補給します。
牛肉と人参と青じそ / サラダチキンと薄焼き卵とレタス
卵焼きときゅうりのサンド(油不使用)
全3回シリーズでお届けした「受験メシ」いかがでしたか? 受験にのぞむお子さまを食事の面からサポートするためにご紹介したレシピですが、普段の食事でも活用いただければ幸いです。
コメント