
理解していますか?
愛媛県 県立高校入試の仕組み
愛媛県の県立高校入試について、きちんと仕組みを理解できていますか?
志望校合格はもちろんですが、将来を見据えて、生徒様も保護者様もしっかり理解しておきましょう。
県立高校入試の仕組み

推薦入学者選抜と
一般入学者選抜
愛媛県の県立高校入試は、「推薦入学者選抜」と「一般入学者選抜」の2回に分けて行われます。(以下、推薦入学者選抜は「推薦選抜」、一般入学者選抜は「一般選抜」と表記いたします)
推薦選抜推薦選抜の基本情報
令和6年度入試日程 | 出願期間 | 令和6年 1月22日(月)午前9時~1月29日(月)正午 |
---|---|---|
令和6年度入試日程 | ||
出願期間 | 令和6年 1月22日(月)午前9時~1月29日(月)正午 | |
志願変更期間 | ― | |
入試日 | 令和6年 2月8日(木) | |
合格発表 | 令和6年 3月18日(月)※ |
※入試後、1週間程度で内定通知が届きます
推薦選抜は、すべての高校・学科で実施されます。
募集人員
● 普通科・理数科・国際文理科・・・募集定員※の5~15%
● 総合学科・専門学科(工業、農業、商業、家政科など)・・・募集定員※の20~30%
※募集定員は、毎年10月頃に、愛媛県教育委員会のHPで詳細が公開されます。
出願条件
● 中学校長の推薦
選考方法
● 自己アピール書・推薦書・内申書と、作文または小論文、面接または集団討論、実技テスト※
の結果をもとに総合的に評価して行います。
令和5年度は、今治工業(繊維デザイン科)・松山南砥部分校(デザイン科)で実施されました。
推薦選抜で仮に不合格となった場合、一般選抜に出願可能です。
推薦選抜には、当日の学力検査もなく、合格の場合は、
2月中旬には進路を決定することができるメリットがあります。
ただし、自己アピール書、作文や小論文、面接や集団討論の練習も必要ですから、
勉強の負荷は少なからず増えるほか、自分の予想に反した結果の場合、メンタル面で、
良くない影響を与えてしまうケースもあります。
推薦選抜の利用にあたっては、学校の先生や塾の先生ともよく相談をしておきましょう。
令和5年度(昨年度)
推薦選抜の出願実績
昨年度の推薦選抜では、全日制の募集定員8,965人に対して、1,979人が出願し、募集定員全体に占める出願率は22.1%でした。
普通科、理数科、国際文理等(募集人員5~15%)で
志願率が高かった高校(学科)▼
高校 | 学科 | 志願率 |
---|---|---|
西条 | 国際文理 | 47.5% |
長浜 | 普通 | 43.3% |
三崎 | 普通 | 41.7% |
新居浜西 | 普通 | 29.3% |
松山東 | 普通 | 22.8% |
今治西 | 普通 | 22.5% |
松山南 | 理数 | 20% |
八幡浜 | 普通 | 20% |
松山南 | 普通 | 19.1% |
総合学科・専門学科(募集人員20~30%)で
志願率が高かった高校(学科)▼
高校 | 学科 | 志願率 |
---|---|---|
今治北 | 商業 | 75% |
伊予農業 | 園芸流通 | 50% |
松山南・砥部分校 | デザイン | 47.5% |
新居浜南 | 総合 | 45.8% |
松山商業 | 情報ビジネス | 43.3% |
上浮穴 | 森林環境 | 43.3% |
松山工業 | 工業化学 | 42.5% |
大洲 | 商業 | 42.5% |
八幡浜 | 商業 | 42.5% |
一般選抜一般選抜の基本情報
令和6年度入試日程 | 出願期間 | 令和6年 2月15日(木)午前9時~2月21日(水)正午 |
---|---|---|
令和6年度入試日程 | ||
出願期間 | 令和6年 2月15日(木)午前9時~2月21日(水)正午 | |
志願変更期間 | 令和6年 2月22日(木)午前9時~2月29日(木)正午 | |
入試日 | 令和6年 3月7日(木)・8日(金) | |
合格発表 | 令和6年 3月18日(月) |
県立高校入試の仕組み

一般入学者選抜の仕組み
一般選抜は、すべての高校・学科で実施されます。推薦選抜とは異なり、全員が「5教科の学力検査」と「面接」を受ける必要があります。一般選抜の募集人員は、募集定員から、その学科の推薦選抜合格内定数を差し引いた人数です。※募集定員は、毎年10月頃に、愛媛県教育委員会のHPで詳細が公開されます。
A高校 | 学科名 | 募集定員 | 推薦選抜合格内定数 |
---|---|---|---|
B科 | 50名 | 10名 | |
C科 | 100名 | 20名 |
一般選抜の募集人員 |
---|
40名 |
80名 |
一般選抜での合格判定について
県立高校入試の合否判定は、各都道府県によって評価の基準となる得点や、調査書点(内申点)の対象となる期間に違いがあります。愛媛県の一般選抜は、Ⓐ:学力検査の得点 Ⓑ:調査書点(内申点) Ⓒ:調査書の学習の記録以外の内容・面接・実技など が、合否判定の基準となります。

学力検査の得点
250点満点
(各教科50点)

調査書点(内申点)
135点満点
(中1から中3生までの
9教科5段階評定の合計)

調査書の学習の記録以外の内容・面接・実技など
2段階選抜
合格者の選抜方法も、都道府県によって異なりますが、愛媛県は、「2段階選抜」を採用していることが特徴です。
